潜在意識についての考察


潜在意識は奴隷か?それとも神か?

 私は潜在意識の専門家ではないですが、潜在意識を活用することに一般の人よりはちょっと上達していると自負しています。その上で意見を述べさせていただきます。
あくまで私見です。

 潜在意識関係の本には「潜在意識は奴隷であり、考えることができない」と書いてあります。一方でスピリチュアル系の本では潜在意識に相当するものをハイヤーセルフなどと呼んでおり、神様みたいな存在として説明してあります。仏教やインド思想でも仏性や真我など聖なる存在として説明しています。
そこでどっちが本当なの?と悩む方が居るようです。

 その答えについて私の意見を述べたいと思います。ズバリ「どちらも正しい」と思っています。
「矛盾するじゃないか?」と思うかもしれませんが、矛盾はしません。
屁理屈に聞こえるかもしれませんが、次のように考えることができます。

・潜在意識が聖なる存在であると仮定した場合

 聖なる存在がより高い聖なる意識に高まった場合、最終的にはエゴや私見を持たない神になっていくと思います。遂には本人にとって奴隷のような存在(実際には奴隷のように見える主人)になると考えることができます。
 奴隷のように見える主人?何だそれ?と思うかもしれません。奴隷のようにその人の意思に従うけど、奴隷ではなく、本人の意志を完全に尊重した神であり、長い目で見れば本人の為を考えて見守っている存在であるということです。難しいかもしれませんね。

・潜在意識が「考えることができない従順な存在であると仮定した場合

 もし、これが真実だとしたら、それこそ神に化身すると言えるでしょう。
もし潜在意識が完全な奴隷ならば、潜在意識自身をもその人の思うように化身させて働くでしょう。「潜在意識=神のようにやさしく見識ある存在となって守護して欲しい、あるいはそうであるはずだ」と信じればその通りに化けて守護してくれるはずです。完全な奴隷なら望み通りの神になれと命令すればその通りにもなるわけです。
詭弁を言ってるように聞こえるかもしれませんが、波動研究をしている私は「神仏や魔法を信じる」ことによって潜在意識が神仏や魔法を生み出していると考えられる現象を目の当たりにしています。
「潜在意識=ハイヤーセルフ」と信じている人にはそのイメージ通りに振舞ってくれるでしょう。

 ややっこしい説明になってしまいましたね。要はどちらも正しく、どのようにでも好きな方に考えればよいということです。悩む必要はありません。
 このページを見た方は奴隷のように考える方が安心するかもしれませんね。その通りに考えると良いでしょう。

潜在意識とは一体何なの?

 そもそも潜在意識とは何なの? どうして願い事を叶えてくれるの?と疑問を持っている方もいると思います。潜在意識は心理学の研究の結果導かれてきた仮説のようですね。コンピュータで言えばOS(Windowsみたいなもの)のような働きをするものですね。
 我々には理解できない難しいことをして世話をしていくれている存在ですね。それが無ければ生命を維持することができない重要な存在です。

 科学が発達する以前、人々はこの働きを至高のものとして仏性、真我、阿頼耶識などと呼んでいたと思います。ヨガや仙道の行者が悟りを開いた時に体感したもの、あるいは詩人が美しい言葉で表現した世界も同様のものだと思います。
 もっと古くは聖者が神として感じ取った力も同様かもしれません。
 科学によってその肉体的メカニズムが次第に明らかになってきましたが、解明されればされるほど謎も深まっています。
 つまり、いつの時代にもミステリー(神秘)だったのです。
 これは、時代が進み我々の知識や見識がレベルアップされても永遠に「神秘」の領域だと思います。
 だから誰も全てを理解している人は居ないと思います。我々が「潜在意識」として理解している理論でさえも単に現代人が理解しているイメージに過ぎず、時代と共に変化していくと思います。
 いつまで経っても神秘の世界、それこそが「潜在意識」の奥深さであると思います。

 様々な理論、教えはその人にとっての仮説に過ぎないわけです。自分が一番納得する考えを取り入れればよいと思います。
 潜在意識はどのように理解していても「お前は間違っている」「未熟者!」などと叱ることはないのです。逆にその人の理解に合わせてくれているのです。

潜在意識活用は道から外れた悪いことなの?

 潜在意識活用について最も多くの人を悩ませる考えが「エゴを実現させる術なんて道に反する」「幸福を手にした分後で不幸になる」「低級な信仰であり、地獄に落ちる」みたいなことを語り、水を差す一部のスピリチュアル系、宗教系の人達の意見でしょう。

 私が彼らの意見に反論してあげましょう。
 確かに人間は霊的な面ではエゴを捨てて理想の生き方をするべきなのでしょう。それが我々の最終目標なのかもしれません。
 しかし、それを強制して従わせようとするなど無理なことです。そんなこと口で言って皆が「はい、わかりました」と聖者になっていたらとっくの昔にこの世は天国になっていたでしょう。そして進歩も変化もないワンパターンな退屈した世界が実現しているでしょう。

 人間とは理想通りに行かない矛盾した存在ですが、その愚かさ故に進歩、向上していくとも言えるのです。
 例えば子供達に武道を教える場合を考えてみてください。
 武道の目的は心身を鍛え、徳のある人に育てることであると思いますが、初めから子供達にこの高尚な目的を教えて「勝つことが目的ではない」と教えたとします。もしそんなことをしたら子供達は意欲を失い、真面目に練習しないでしょう。
 賢明な指導者は子供に「勝つんだ、強くなるんだ、そうすればもてるぞ」と激を飛ばすでしょう。
 子供達は強くなりたい、もてたいという意欲に燃え厳しい訓練に励み、成長していくと言えるでしょう。

 何が言いたいかと言うと、潜在意識はここで示した賢明な指導者であり、その人の愚かさ、マイナス状況さえも利用して正しい方向に導いていく知恵を持っているということです。どのような状況、どのような人にも適応した方法を適宜使い分けており、神妙な知恵を働かせていると言えるでしょう。
 宇宙は宗教書に書いてるあるような掟や原理に杓子定規に従って動いているのではなく人知を超えた知恵で動いていると言ってよいと思います。

 スピリチュアルや神秘の世界の理論は様々なものがありますが、どんなにもっともらしい教えも人間の浅知恵に過ぎません。10年もすれば時代遅れの理論になってしまう程度のものです。

 あなたは今、様々な悩み、そして生きる希望、夢を抱いて生きていると思います。
 それに正面から立ち向かうことこそがあなたにとっての修行であり、専念すべきことであると思います。できうる限りの方法を使って幸福を求めるのは当然ですし、潜在意識の力は誰もが生まれ持っている力です。使う権利があると言えます。
 人の生き方や心の使い方(信仰や潜在意識の活用の考え方)について、エゴだの低級だの、次元が高い低いなどを批判するのは浅はかな探求者の頭の判断に過ぎません。

 潜在意識は何百億年も宇宙を運営してきたミステリーな存在です。その深遠な働きを理論や思想にまとめること自体不可能であり、どのような教えや思想も人間が作った一時の理屈に過ぎません。
 もちろん、そういった教えも意味や価値があるとは思いますし、必要としている人達もいます。しかし、あなたが他人の理屈に悩まされる必要はありません。
 潜在意識で幸福を実現しようと考えてる方は「信じたい通りに信じれば、それが真理になる」と考えればよいです。

潜在意識活用が怖くなってしまった方へ

 潜在意識活用をしている方の中には、「マイナス思考をしたらそれが実現してしまうのでは?」という不安によって苦しんでいる人もいます。「思考が実現する」と言ってるので「マイナス思考ばかりしてしまう自分は不幸になってしまう、災いを引き寄せてしまう」という恐怖が抜けないようです。
スポーツで言うイップスみたいな症状かもしれませんね。それでは潜在意識活用以前の問題として精神面の健康に良くないです。いっそ潜在意識活用など止めた方がよいです。
当サイトではプラス思考ではなく、運気アップによる幸福術も提唱しています。→思考よりも運気(1/2)

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